関西をライブで元気にするで実行委員会

京都そして関西は歴史的にも文化発信基地として、今更言うまでもなく存在してきました。古典芸能は勿論の事、音楽の世界ではフォーク、ロック、カントリーそしてブルースと、学生の街という理由だけでは解せないほど様々な人々のしなやかなる 音楽的交流があり、全国への音楽発信の歴史があります。現に東京で活躍する ミュージシャンの数多くが関西地方出身者なのです。若い頃…京都/関西のライブ音楽シーンで “鍛えられ”ここから東京へ…或いは世界へ飛び出して行ったという履歴は見逃せない事実です。そこにはミュージシャンを育み、オーディエンスを育てて来た「ライブ文化」とも言える「ライブ音楽シーン」が存在してきたからです。70年代前半より今日まで、 世代も移りながら脈々と続けられて来た事実はこの地場のローカリズムの誇るべき事でしょう。「拾得」「磔磔」といった全国的にも知られるこの二つのライブハウスをはじめ数多くのライブハウス、ライブ・バーでは毎夜プロからアマチュアのミュージシャン達が熱いライブ演奏を繰り広げています。  いわゆるメジャー指向な音楽から、ブルース等のルーツミュージックをベースにした音楽まで実に様々な音楽が奏でられており、全国的に…  もっと言えば世界的に見ても、ひとつの都市が一晩にライブ演奏されるのべ回数は、人口比にすれば相当な比率だと思われます。
70年代…その「ライブ文化」が生まれた頃は、最もエネルギッシュな時代でした。 それから約40年…「ライブ文化」は成熟した部分もありながら人々の音楽の楽しみ方も多様化し、ライブシーンにもかつての動員力パワーが無くなってきたと言われて久しい今日この頃です。カラオケ、ネット、携帯…等々人々の音楽嗜好が時代のテクノロジーによって変化してきたのは仕方の無いことです。それは、ライブ・シーンに客足が遠のいた原因の一つであり、また不景気という経済的原因も大きいことでしょう。しかし、そればかりが原因といえるでしょうか?…ライブを発信する側…お店側も演奏者も“ひとりよがりな”つまらないライブを平気で提供し続けて来た事も原因のひとつにあるのではないでしょうか。
こういった反省と自戒を込めて、クオリティに拘ったライブ・イベントを「KANSAI BRAND SOUL」は目指します。

京都/関西では、日夜素晴らしい音楽を演奏し、人を感動させる有望なミュージシャンがまだまだいます。長年ラジオ番組にて「関西ライブ音楽シーン」を取り 上げて来た実績から(’01年〜『k-town house』【KBS京都】→’05年〜『Garyu’s Bar』【α-Station(FM京都)】)関西「ライブ文化」を再発見し、その“再復興”の為にも質(quality)に拘ったライブ・イベントを立 ち上げます。そして、何よりもお客さんが楽しめ…そこから「関西をライブで元気にするで!」という気概を込めたライブ・イベント『KANSAI BRAND SOUL』 ライブハウス「都雅都雅」さんのご協力の下…2011年4月、スタートさせます。どうかご期待下さい。
そして、皆さんの温かいご支援の程 何卒 宜しくお願い致します。

『関西をライブで元気にするで!実行委員会』